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虚無だと話題のイノサンmusical観てきた!

まと

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虚無だと話題の
『イノサン musical』観てきた
総評&感想

途中まではネタバレなしです!

こんにちは〜。
先日『イノサン ミュージカル』へ行ってきました~。
Twitterで『イノサン』と検索に入れると「虚無」が出てくるんですよ。
そんな舞台がどんなだったか今日は書きますが、かなり辛口なのでお気をつけくださいませ~。

『イノサンmusicale』
ネタバレなし総評

シナリオを個人的主観で
星5つで評価してます。
どんな傾向かわかるお助けになれば〜

満足度

なんとなくグラフみたいな

着いていけず広がるのは虚無60%
キャスト豪華20%
衣装キラキラ20%

限りなく低い満足度と、褒める場所を見つけにくい脚本のおかげで、ついていけなかった舞台でした。

この舞台で何を伝えたかったのか分からなかった。これだったら総集編ミュージカルにしておけば良かったのにね。

各登場人物への満足度

出番が少なかったら満足度低かったりなど、本当に個人的な満足度です。

マリー-ジョセフ・サンソン
中島美嘉

処刑人の一族「シャンソン」の娘、自分を曲げない女で、女でありながら処刑人になる、自由の体現者ぽい役。中島さんはスタイル美しく、細くて細くて折れないのかと心配に(そこじゃない)制服のニーハイが似合ってて、後半の歌が綺麗だった。演技は残念ながら、本職ではないよねって感じで舞台から浮いてたのは否めない。

シャルル-アンリ・サンソン
古屋敬多

処刑人「シャンソン家」の嫡男で当主になる男。心優しき青年で、それによる苦悩が描かれるようでした。主人公はこちらなのか?中島さんのマリーが能面のようで感情が読み取れなかったので余計に感じました。すっ飛んでいく脚本の中、丁寧に演技されてたなぁと思いました。

アラン・ベルナール
梶裕貴

中島さん扮するマリーの思い人、好青年の一言につき、民衆の自由のために学校作りを行っていた。今回のお目当ての梶くんでしたが、びっくりするほど出てきません笑 梶くんのいい歌声(生)、制服が似合う、といった見どころはあったけど…出番が少ない涙

マリー-アントワネット
小南満佑子

かの有名なマリーアントワネットは、わがままに育ったティーンな王女様って感じでした。結婚前が特に小南さんに合ってるのか可愛らしかったです。その点、後半少し物足りないのは…脚本のせいかも。(描写が足りない)

ジャック
荒牧慶彦

フランス革命を先導する民衆のリーダー。お噂はかねがね、荒牧さんの顔と名前が一致しました!後半の展開を引っ張る重要な役をエネルギッシュに演じられてました。ラストが迫力ありすぎて(席も近かった)怖かった(褒めてます…)

ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン
鍵本輝

マリーアントワネットの浮気相手の貴族。出オチと衝撃の歌を歌う彼のキャラクターで後半の思い出がぶっ飛んでる。あんなキャラクターを演じきれるなんて役者さんはすご…すごいなぁ……

オリビエ・ルシャール
多和田任益

貴族の息子、親の行いが許せず殺害したため、処刑が決まる。民を思う誠実さから、民からも慕われていた。役にぴったりなイケメンだな…と思いました。

デュ・バリー
貴城けい

平民から高級娼婦になって王宮まで上り詰めた女性。脚本ではただの成り上がりとしか描写されてなかったけれど、歌と踊りが上手くて色気があって、素敵でした…!

アンドレ・ルグリ
前山剛久

シャンソン家の従者。マリーに仕えてるので、報われないロマンス要因感があるのですが、能面マリーにどうしてそこまで…?となってしまう…ロマンスには受け皿がないと成り立たないよね…良い従者感だっただけに残念です…

トーマス-アーサー・グリファン
佐々木崇

美味しい役っぽいのに序盤で消えられた閣下、舞台上で華があるな〜と思いました。だからこそ、序盤で消えてしまって、この後舞台の重し的な役がいない…(不安)となりました。

ド・リュクセ
林明寛

放蕩貴族の代表的な役で、まだ若く好き勝手にしているような雰囲気でした。アランの出番を少なくした役…ひどい…

ルイ-オーギュスト
太田基裕

フランスの最後の王、シーンを追うごとに歌が増えて、その歌声がすごくよかった!ミュージカルらしい歌い方で、若き王の希望や苦悩を感じられてよかったな〜と。あの脚本の中でよくこれだけ印象に残ったなと思うくらい歌が良かった。

アンヌ-マルト
浅野ゆう子

サンソン家の女、主人公たちの祖母役。舞台にいるだけでしまるので、たまに出てきてくれると安心感が半端なかったです。さすが…。あと、まさかラップをされるとは思いませんでした。

感想(※辛口)

とりとめのない総集編を現代から振り返るという荒技
結局伝えたかった事は何?

『イノサン』は原作漫画が結構巻数出ている通り、舞台上で再現することはむずかしかったでしょう、けれどこの脚本が選んだのは「総集編」のようなつなぎあわせでした。
それが、原作を大事にした「再現」だったらまだ良かったのですが、「冒頭」と「ラスト」に謎の学級審判のようなものを新規でねじ込んでます。

そこで言われるのは「自分のために生きろ(自由)」みたいなものなのですが、なんかお説教されているような演出なんですよね…まぁそこは百歩譲って訴えたいことがあるからいいのかな、と思いたいじゃないですか。

でも何を訴えたいのかわかんないくらい全体の脚本のテーマがブレッブレなんですよね…

女性の自由を訴えたかったなら、能面的なあの配役はミスキャストな上、脚本上の自由の表現では、サンソンのマリー、王女のマリーは「わがまま、自分本位」にしか見えなかった。

身分からの自由運動だったら、ジャックたち革命の描写が足りなすぎる…、

王やシャルル(サンソン)の宿命からの自由だったなら、処刑シーンあんなバッサリカットしちゃだめでしょ…

といった具合にメインとなりそうなシーンがバッサリ抜けているんですよね…

エッジの効いた音楽を打ち出すには
無理があったよね?

全体的にロックな歌を使ってるんですけど、ミュージカル調で歌ってる方や、シンガーぽい感じだったり、役者の足並みが揃ってなくて、そこに尖ったロック出してくるんだから方向がバラバラ。

これを気鋭というのはまとまりなかったよね~…

表現が下品で結構無理

性的な場面がいかんせん下品で結構無理でした。

観客を煽ってくるところもあって、ギリギリ笑える…ラインで、そこは役者さんが頑張ってらっしゃる…の一言でしたね。

これをパリに持っていくなんて
やめとこうよ

豪華な具を詰め込んでラッピングしたら美味しいでしょ?、そう言われてるような本作。

パーツパーツは輝いてるんですけどね…方向性が定まってないから纏まりがない。

それでもまだ客席が埋まってるのは、やはり日本だから。この豪華な役者陣たちを応援したくて席を埋めてるんだよね?と思わずにいられなかったんです。

じゃぁこれをパリに持って行ってどうするの?

日本の客を連れてってパリ公演するの…?

そんなことに推しのスケジュールを詰めないでくれ…と思わず思ってしまうのでは…?

いやそもそも、このハリボテ継ぎ接ぎ舞台を輸出しないで…

日本で「虚無」って言われてるところで止めておこうよ…

最後に

誰かを貶したいわけじゃない
一人一人が熱演してたのは感じてた

だからこそ、なんでこうなった…と思わずにいられない舞台でした。